戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

くも クモ 蜘蛛

 


今日も秋らしい天気…

 

子どもたちの歓声が館内や地域に響きました…

 

コロナ禍の中ですが、このところいろいろな学校が…

 

自然観察や体験学習でお見えになっています。

 

ありがたいことです。

 

 

その中で、蜘蛛が嫌いで、お昼御飯が食べられない!

 

という小学生が多数います。

 

とても怖い、とのこと…

 

職員が退治に向かいましたが、

 

その話を柴犬館長に伝えると…

 

🐕「えっ?何、それ…」

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この反応には、柴犬館長も首をかしげています????

 

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山に暮らす我々にとっては、憎きアブを退治してくれる、頼もしいやつ…

 

なのですが、見た目の判断で怖がるらしい…

 

 

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黄色と黒の警戒色…

 

加えて赤色も交じって、妖怪のようにも見えます…

 

大きいのが雌、

 

小さいものが雄…

 

ついた名前が女郎蜘蛛…

 

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逆ハーレムをつくっています…

 

雄蜘蛛は、やがて雌に食べられ、栄養になってしまうのだとか…

 

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身の引き締まる思いです…

 

やがて、オスは滅びてしまうかも…

 

そう考えると、本能的な恐怖を子どもたちが感じるのかも…