戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

やっぱり現場が見たい!

今日も長野は好天が続きます。

 

発掘調査の現場説明会があるというので、ちょっと立ち寄りました。

 

第1ヒント、現場近くからは、こんな眺めが…

f:id:Naturalhistory:20211215135037j:plain

飯縄山、戸隠高妻山の眺め

 

第2ヒント…

 

現場の近くにあるもの…

 

f:id:Naturalhistory:20211215135157j:plain

 

昔の駅舎が残ります。

 

現場は、すぐそこ…

 

もうわかったでしょう…

 

この城の一部を発掘しています…

 

f:id:Naturalhistory:20211215134816j:plain

 

そうです、松代城の二ノ丸の発掘調査…

 

f:id:Naturalhistory:20211215134843j:plain

 

外堀や土塁の確認のため、旧松代駅の近くでトレンチを掘っています。

 

f:id:Naturalhistory:20211215133415j:plain

画像左側の黒っぽい部分が堀跡、

右手の盛り上がっている場所が二の丸の土塁…

 

堀の中からは、瓦や土器片、釘なども出土したのだそうです。

 

f:id:Naturalhistory:20211215134607j:plain

 

            ※今回は文化財課の皆さんに許可を得て掲載しています。

                ありがとうございます…

 

何か出てくると、とても面白いです。

 

かつて、二の丸には小さな櫓もあったそうです…

 

しかし、明治の廃城の際に壊し、堀も埋めたのだとか…

 

今後も発掘調査は続き、整備されるとのこと…

 

楽しみにしています…

 

堀の中には、洪水堆積物もあり、災害の記録にもなっています。

 

この砂粒を洗って、顕微鏡でみると、

砂粒が、どこからやってきたのか、判断できると思います。

 

災害で思い出し、もう一度ある場所にチャレンジ…

 

f:id:Naturalhistory:20211215122250j:plain

f:id:Naturalhistory:20211215121623j:plain

 

前回よりは、ちょっとましな画質となりました…

 

やはり逆光ぎみですね…

 

もう一度チャレンジしたいと思います。

 

f:id:Naturalhistory:20210830191308j:plain

 

🐕「また、お前だけでいろんな現場へ行きやがって…

             ワシも連れてかんかい!ガウ!ガウ!」

 

座布団に八つ当たりしいている柴犬館長でした…

 

今日はおあとがよろしくなかったようでございます。