戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

違う土俵にのって、考える…

1月18日からコロナウイルスの感染拡大で休館中…

 

この非常時です。

何か、自分にもできることはないか?と、

学芸員なりに考えていました…

 

市の保健所で、お手伝いを募集しているとの話です。

何ができるかわからないのですが、手を挙げました…

 

公務員として、災害時に働かねばならないという責務もあります。

以前に大雨や地震等の災害時を体験したせいもあり、

避難所のお手伝いでも、大きな感銘を受けました。

 

ぜひ、最前線の現場を見てみたい、との思いがあります。

 

今回は、日曜日ですが、朝から保健所に向かいます。

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保健所には、こんなステンドグラスがありました…

きれいです。

 

そこで、パソコンへのデータ入力の仕事をしてきました。

 

柴犬館長からは「これが最前線の仕事か?」と言われましたが、  

 

秘書的には、これが最前線です。としか言いようがありませんです。

 

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隣のデスクでは、

保健師さんが感染者に対する聞き取り調査をずっと行っています。

入力の傍ら、聞いてしまいましたが、大変な仕事です。

 

すごい!  これを分担して、ずっと続けているのですから…

 

こうした非常時だからでしょうが、市民によりそうという形の仕事で、

大変感銘を受けました。

 

違う土俵で仕事をしてみることも、大変勉強になると感じます。

 

🐕「今さら気づいても遅いわい…」

 

秘書「そうですね、もう少し若いうちにやれば…」

 

 

 

閑話休題

 

今日は今日で、地域おこし協力隊の方から依頼です。

 

中信地方の高冷地で、ブドウの栽培に取り組みたい。

自分の畑も、地質の面からを知りたい、とのこと…

 

年末に地域おこし協力隊とのコラボがあったので、

それでかなぁ?と思っていたら、

 

岐阜県の方に「長野県の地質のことならここだよ」と

紹介された、とのことです。

 

🐕「うちの知名度も上がったもんじゃ…」と、

 

 館長からのテレパシー…

 

畑を掘りおこしたら、石がゴロゴロでてきた…

黄色っぽい土も黒土の下からでてくる…

なぜ、こんなものが畑にあるのか、

 

そこは大丈夫か…

 

ブドウの栽培に適しているか、

 

東信地方のある場所とは水はけが違う…

 

彼の質問はつきません… 約3時間ほど…

 

彼は、以前、農業土木をやっていたそうです。

地質は習わなかった… もっと勉強しておけばよかった…との話

 

高校の地学の教科書をもって、

用語を確認しながらの勉強でした…

 

画像で畑の地下の様子を見せていただきましたが、

今度は実物をもってくるとの約束をして解散!

 

保健師さんの神対応に学び、こちらも気合を入れて対応させていただきました…

 

日々、勉強です。

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🐕「違う土俵に上がることも、よいことじゃろ…」

 

柴犬館長、ありがとうございました!

 

今日もちょっと長くなりました…

おあとがよろしかったでしょうか…