戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

地層と紅葉と青空と…

昨日は雨が降りましたが、今日はお天気は回復傾向です…

 

11月5日 立冬まであと2日 暦の上では冬はもうすぐそこ…

 

 

朝、雲の流れが速い…刻々と変化する雲の様子が面白い…

 

 

いろいろな形に変化していきます。

 

🐕「万物は流転する… のじゃ…」

 

 

ドウダンツツジの前で、キリっとしたお顔で、宣言!

 

さすが赤柴です…

 

しかし、道にはケヤキの枯れ葉が積もって、柴色一色…

 

 

ここで、一句「枯れ葉踏み 柴犬館長 何思う…」

 

 

🐕「これは、才能なしの句じゃ、五点…」

 

ヒトの俳句には厳しい判定が…

 

🐕「正岡子規先生の俳句論をよみなさい…未熟者…」

 

閑話休題

 

今日は、地質学を研究する方からご依頼があり、

 

露頭を案内しました…

 

 

ころころ石を見たいとのこと…

 

地層中に、丸い石ころが、ゴロゴロと堆積しています…

 

これが、どうしてできたのか、

 

フシギです…

 

北部フォッサマグナの地質は面白い… みなさんそうおっしゃいます…

 

 

そんなことを考えながら、谷の中で地層をみます…

 

猿丸層の堆積岩や、火山灰層をみて周ります。

 

見上げると、紅葉と青空が美しい…

 

「奥山に、地層踏み分け、槌の音、音聞く時の、秋はかなしき」

 

猿丸太夫の伝説の中で、こんな本歌取りをしてみました

 

🐕「これも駄作じゃ… 全然もののあわれが表現できておらん…」

 

 

冬が近づき、里の紅葉の紅葉もすすみます…

 

 

柴犬館長も、ストーブの前でぬくぬく…

 

そんな館長に、人の歌を批評してほしくはない…

 

と、秘書は心の中で強く思いました…

 

おあとがよろしかったかどうか?

 

今日は皆さんの判定にお任せします… おしまい…