戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

春の大事業…

 


昨日は、今年一番の暑さになりました…

 

長野地方気象台では27.6℃…

 

戸隠でも暑さを感じる日となりました…

 

そんな中、一つの事業が遂行されました…

 

 

桜の植樹です…

 

学校の周囲のソメイヨシノが弱ってきています。

 

天狗巣病や、腐朽が進み、元気のないものが目立つようになってきました。

 

長年、学校に務めた校務手さんから、なんとか代替わりを…

 

との希望に応えていただく方が現われました。

 

 

以前、鶴〇桜の植樹でお世話になった方々です。

 

高さ3m前後のオオヤマザクラを植樹していただきました。

 

 

事前に掘った穴に、養分を含んだ土を入れて植えていきます。

 

 

一本一本、愛情をこめて植樹!

 

 

 

やがて、桜並木になることでしょう…

 

お天気にも恵まれました…

 

今晩から雨が降るとのこと、

 

植樹された直後の彼らにとっては大きな恵みになることでしょう…

 

天も味方につけたオオヤマザクラ

 

地の利(校庭の土壌はあまりよいものではありません)

 

人の和(協力してくれる皆さんのおかげ…)にも恵まれています。

 

このブログを読んでいる方も、

今後のサクラの成長を見守ってあげてください…

 

 

その中で、一本、築山の上にオオヤマザクラを植えていただきました…

 

これは、学芸員の退職記念に…とのこと…

 

とてもありがたいことです…

とてもうれしいです。

 

 

この桜です…

 

そんな話をしていると、

 

柴犬館長からのテレパスです。

 

🐕「これは落語のネタ、アタマ山にちなんだものじゃ…」

 

【あらすじ】

昔、ケチべえさんが種ごと飲んだサクランボから、頭の上にサクラガ咲いた!

その後、大勢の人が花見に押しかけ、うるさいので、

ケチべえさんはその桜を根こそぎ抜き、穴ができた…

その穴に、水が溜まって池になり、今度は魚釣りで人が集まり、

ケチべえは、世をはかなみ、その池に身を投げた… という、シュールな話…

 

世をはかなむぐらい、大勢のお客様に来てほしい…と

いうことか?

 

🐕「落語家にとっては、桜はネタ!じゃ」

 

 

「ははっ~ 未熟者ですが今後も精進いたします。」

「柴犬館長、厳しいご指導を今後もよろしくお願いします」

 

🐕「わかればよろしい、この築山は石ころだらけの山じゃ

  サクラが枯れぬよう、良く面倒を見るのじゃ…」

 

🐕「それでも枯れてしまったら、池にするがよいぞ…」

 

秘書「… … …」

 

今日もおあとがよろしいようで…