戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

決戦は日曜日…

3連休中に、職員が駐車場内の植え込みの中に、スズメバチの巣を発見!

 

道理で、スズメバチがブンブンと飛んでいます…

 

下顎をカチカチ鳴らして、威嚇された、とも聞きました。

 

 

キイロスズメバチではなく、コガタスズメバチのようです…

 

 

ツツジの植え込みの中で、バレーボールほどの大きさ…

 

これから、寒くなり始めると、お客さまが襲われる危険性大…

 

こうした、植え込みの中は、なかなか駆除が困難…

 

噴射型の殺虫剤も、効果がないかもしれません…

 

とりあえず、スズメバチ注意の看板を立て、来館者に注意喚起…

しかし、そのままにしておくわけにもいきません。

秋の団体見学に備え、駆除方法を検討しないといけません…

 

柴犬館長を中心とした対策本部で会議を開き、

コガタスズメバチ駆除作戦を検討…

 

経費をかけ、専門業者に委託することもあり…ですが、

これまでの戦いで養ってきた経験と知恵を駆使し、

自分たちの力で、決戦を挑むことに…

 

柴犬館長、決意のほどを…

 

🐕「ワシには、スズメバチはどうにもならん! よきに計らえ…」

 

ダメじゃ、こりゃ、柴犬館長は役に立たん!

 

結果、以前効果が強烈だった駆除剤の使用を対策本部は認め、

上空から散布することに… 

しかし、敵からの反撃も予想されることもあり、

来館者が撤収した、ヒトナナマルマルに作戦敢行を決定。

 

散布方法は、高枝切狭に使用済みコーヒードリップの紙袋を取り付け、

その中に駆除剤を投入

 

それを特別攻撃隊が持ち、上空で逆さにして投下…

 

補助員と記録員を置き、補助員はスプレー缶を持って、

敵の反撃に対応し、攻撃隊員を守る任務、

記録員は、この作戦の詳細を記録し、今後の駆除に役立てる任務が

それぞれ与えられました。

 

敵の反撃に備え、各自、撤退のための自動車も用意…

攻撃後は、速やかに撤退し、安全を確保することに…

 

ヒトナナマルマル、チャイムを合図に、攻撃開始…

 

 

高枝切狭をもって、肉弾攻撃を仕掛ける、攻撃隊員

 

 

駆除剤投下の瞬間をとらえた貴重映像…

 

 

反撃が予想されたため、武器(駆除剤投入機)をおいて、退去…

 

予想された反撃はなく、隊員は無事撤退…

 

 

翌日朝、職員は投入機の中に残っていた薬剤で、第2次攻撃を実施

 

本日も、念には念を入れて、第3次攻撃を敢行…

 

敵はだいぶ弱っており、巣に向けてピンポイント投下に成功です。

 

さあ、今後、どうなるか…

作戦成功となるか、さらなる攻撃が必要か、ご注目を…