戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

戦のあと…

昨日の続き スズメバチとの戦い(戦闘詳報)

 

10月1日、ヒトロクマルマル 3階ベランダ(展示準備室)付近に於いて、

わが博物館職員は営巣中のスズメバチに、勇猛果敢にも最終攻撃を仕掛け、

それを撃破したので、その作戦詳報をここに公開する。

 

       

9月29日午後 新敵発見の第1報 

博物館南駐車場ロータリーのつつじの植え込み内のコガタスズメバチの巣を破壊す。

その後、博物館3階にも、これと同規模のスズメバチの巣を確認し、落胆…

しかし、司令官のもと第2次スズメバチ攻撃作戦を立案・承認。

翌朝から特別攻撃の実施を準備。



9月30日未明(うそ!8:15頃)、敵スズメバチと交戦状態に入れり。

朝の冷え込みで敵の活動が鈍ることを念頭に、

強力殺虫剤の噴射を敢行(距離3m)!

 

その後、定期的に1階からの索敵実施。敵の弱体化を確認しつつ、

ヒトヒトマルマルにも第2波、ヒトロクマルマルにも第3波攻撃を敢行。

この3回の波状攻撃により、敵の組織的反攻なきことを確認。

 

10月1日未明 冷え込み時を狙い再度薄暗い中、攻撃。

今回は椅子にのって近距離(約1.5m)からの噴射攻撃。

ヒトロクサンマル、閉館後、来館者の帰還を確認し、最終決戦に突入す。

長さ2mの高枝切狭、強力殺虫剤を持ち、敵の巣本体を破壊。

落下した巣より数匹の敵影が確認されたので、近距離で殺虫剤を噴射し、

敵の逆襲に備え退避行動。



10月2日 マルキュウマルマル、敵影の無いことを確認後、敵の巣に接近し、

写真撮影を試みる。完全撃破を確認。

 

 

高枝切狭の攻撃で落とした巣

 

 

落とした巣の拡大版

 

左奥が、今回、落とした巣の跡

敵の遺体を回収し、キイロスズメバチと同定。



以上のように、わが館員かく戦えり、

当博物館に対し皆様から後世特別なご高配を賜らんことを…

 

                    スズメバチ攻撃隊司令長官 柴犬館長

 

 

🐕「とりあえず、当面の危機は去った…一安心じゃ…」

 

館長、いつから司令官に就任されたのでしょうか…

 



普通のキイロスズメバチで、よかった、よかった…

 

もし、こんな大きなスズメバチだったらと思うと、夜も眠れませんね…

(某おもちゃメーカーのガチャです…)

 

今日もおあとがよろしいようで…

 

 

 

追伸 

本日の気温、午後1時半現在 26℃を越えています。



長野地方気象台では、本日の長野市街地の気温28.0℃を観測したとのこと…。

 

お彼岸もあけて10月なのですが、戸隠の博物館(標高754m)でも夏日… 暑い…

 

🐕「なぜじゃ…」

 

 

午前中来館されたボランティアの方々が

 

クリ、カキひろいにお見えになりました… 

 

今年の出来は良、大きなものがたくさん…

ご希望の方は、博物館受付まで、一人10個まで拾えます。