戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

気になるイモムシです

朝晩がだいぶ涼しくなり、

夏が過ぎたことを感じるこの頃です。

館のサクラの葉は気が早く、もう色づき始めています。

暑かったこの夏を振り返ったとき、

じつは気になっていたことがあります。

 

野外でキアゲハの幼虫をよく見かけたことです^^;

 

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キアゲハはニンジンやパセリなど、セリ科植物を食草にします。

大きなミチノクヨロイグサ)も もりもりもりもり・・・!

 

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葉を食べきり、軸しか残っていないこともしばしば・・・

 

 

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ハナウドの花を食べる ちょっと白っぽい幼虫

これもキアゲハでいいみたい?

花を食べて白くなった??

 

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9月になっているのに、まだ2齢ぐらいの大きさのこも・・・

冬までにさなぎになれるよう、頑張って!

 

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おや、こちらは明らかに違う種類です。

ガの幼虫なのか、調べてもわかりませんでした。。。

 

葉から花まで、丸坊主にされて、セリにとっては大迷惑^^;

でも、その特異な姿といい食べっぷりに、

思わず目が向いてしまいます。

来年の戸隠では、キアゲハが乱舞するのでしょうか??