戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

今日も雨降り

連休初日の今日は、雨が降ったりやんだりの1日。

連休中は雨が続くようです。

10月10日は晴れの特異日だったはずですが、

毎年よい天気というわけにもいかないようです"(-""-)"

早くきれいな青空が見たいものです。

 

この連休が始まる前に、と思いつつ、

なかなか進んでいなかった新着の巣のコーナーを

ようやく今日になってつくりました^^;

 

第5展示室の廊下です。

 

先日いただいた、ポストのシジュウカラの巣がメインですが、

去年の春にいただいて企画展でご紹介したアカゲラの巣にも

新しく解説を足しました。

アカゲラの巣に泥を塗ってリフォームしたゴジュウカラ^^)

 

 

シジュウカラの巣を提供していただいたかたから、

抱卵中の親鳥の写真もいただくことができたので、

プリントしたものをつけました。

 

すっぽり収まっている感じが、

なんとも言えず、可愛らしいです^^

コケのマットに、動物の毛のお布団、

そこへ親鳥の羽毛と体温が加わるのですから、

卵やヒナにとっては、本当に快適な巣になるわけです。

 

親鳥の愛情たっぷりの巣を見ていただければと思います。

 

おまけで、今週届いたばかりのカヤネズミの巣も並べました。

10㎝ぐらいの大きさで、出入り口も指の先ほどと、

とても小さいものです。

小さな体全体を使って、草を手繰り寄せたりしながら

巣を編みこんでいくようです。

 

じつは県外のもので、

草刈り中の休耕田の中にあったのですが、

見つけたときには巣の中には誰もいませんでした。

子育てのためだけでなく、普段のねぐら用にも、

あちこちに巣を作っておくそうなので、

そうしたものの1つなのかもしれません。

 

巣にもそれぞれの生きものたちの

生活の工夫が表われています。

ぜひ見てみてください^^