戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

冬の盛り?のはずなのに…

本来なら、大雪になってもよい、この時期ですが…

 

今年は本当に雪が少な目、

 

昨シーズンは雪が多くて苦労したので、

今年はせっせとコーヒーかす融雪剤を備蓄したのですが、

今のところ、不発…

 

閑話休題

 

雪が少なめなので、朝の視察も、いろいろなところに行けるので、

ありがたい…

 

 

この間まで雪に覆われていた農道もこのとおり…

 

雪どけして、ハンノキの果実や種子が散乱している様子がよくわかります。

 

 

ハンノキを伐採した切株にも遭遇…

 

オレンジ色の木くずが特徴的です…

 

タンニンが多いとのこと… 

 

🐶「これは草木染めに使えるんじゃないか…」

 

 

 

🐕「今日は、こっちへいってみるのじゃ…」

 

 

🐕「ムムム、これはチョキの爪をもつ奴ら… イノシカの類…」

 

🐕「しかも、ずっと続いて、獣道ができておるぞ…」

 

 

かなり大きいサイズ…

 

🐕「要注意じゃ… 雪が多いと、雪の少ない場所へ去るが…」

 

🐕「こんなに雪の少ない年は、越冬してしまう個体が増えてしまう…」

 

🐕「心配じゃ…」

 

 

雪がとけた場所では、もう、オオイヌノフグリがつぼみを…

 

しかも、一輪二輪ではありません…

 

雪のしたではもう春の準備が始まっていました…

 

天気予報では、今週末からまた寒波がやってくる…

というニュースも流れておりますが…

この冬は、どうなるのでしょうか?????

 

🐕「こればっかりは、ワシにもわからん…」

 

今年は偏西風の蛇行がいつもと違うとのこと…

普通の気候で、普通の年であってほしい、と祈らざるをえません…

 

 

追伸

 

1995年1月17日 阪神淡路の震災が発生した日です。

もう、28年も前になるのですね…

 

衝撃的な事件…

家屋の倒壊やその後の火事で多くの方々がなくなりました。

 

その後の災害でも多くの人々が亡くなっています。

地質の学芸員としては、少しでも、災害の被害を減らすために、

自分のすむ足元を考える日にしたいと思います。