戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

発見! 螺旋の木

今日もちらほら雪模様

この週末はまた寒くなるらしい天気予報

週末はイベントがあるんだけどな・・・

(まだ 空きありです><)

 

このところ その準備のために

出勤した日はお山にお散歩

 

先日の雪もしまり 

ツボ足でもいけちゃうお山です

 

ウサギも元気なようです

負けじと テン も 両足ジャンプで進みます

足跡の間は1mを軽く超えます

 

当の樹液の方はというと

2/1から採集をはじめ 今日で2週間

ウリハダカエデのみ 順調に回収できていて

ここまで全部で18Lほどになりました

他2種はいまいち^^;

イタヤカエデは週末には2Lくらい回収できそうですが・・・

 

 

本場のサトウカエデだと1本で40~80Lもとれて

40Lで1Lのメイプルシロップができるそうですが

なかなかうまくはいかないものです

 

さらにいうと

糖度が半分以下の国産カエデでは

その倍の濃縮が必要なので

18Lで 多く見積もって250mlくらいにしかなりません

 

とりあえず とれている分は

2/19までに煮詰めて 味見くらいはできるといいな・・・

 

そして 今日のお散歩で見つけたものが

ウリハダカエデですが

なんか変ですよね

 

幹がらせん状になっています

 

よ~く見ると

ツタがからみついています

 

どうも

ウリハダカエデはそのまま成長し

ツタを取り込んでしまったようです

 

撒きつかれた部分の成長が鈍いので

らせん状に幹が変形した 

ということらしい

しかも

しっかり巻き込んだので

枝のようにでてきていますが

これは絡んでいる方のツタの方で

 

上にいくと再びからんでいます

お互いに若く 成長が早いためか

今のところ どちらかが弱ることなく

切磋琢磨しあって

成長しているようです

 

記憶をたどると・・・

上の枝のように絡んでいたような気も・・・

(画像をさがしてみましたが 見つからず^^;)

なんでも記録を残しておくのは重要だな~と思いつつ

それが重要になるのは事後なのよね^^;

記録の残し方の難しさを痛感する一枚です

 

さて

来年はどんな関係を

かれらは構築しているのだろうか?

上の方も 下の方のように 取り込まれるのか?

それとも

その前に山の管理者に切られちゃうか^^;

 

来年の冬の別の楽しみができました

 

イベントの小ネタもできた^^

これ見てると ネタばれ だけど・・・