戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

立冬ですが・・・

今日は立冬

暦の上では冬です。

 

戸隠神社の奥社の参道のラインに沿って日の出が見られる、

という日でもあります。

職員も、朝チャレンジしたそうですが、

霧が出ていて見られなかったそうです。

残念・・・(-_-;)

 

例年にない暖かさの11月です。

朝顔まで咲いています。

 

晩秋の花、キクとのコラボです。

やはり「異常」な年ですね・・・(+_+)

 

温かな日差しの中、今日も小学校の地層見学が行われました。

 

現場で初のタブレット授業!

(子どもたちが銘々に写真を撮っただけですが)

観察時間が短かったので、スケッチをしない代替えです。

 

温暖化と同時に、デジタル化も進行していると実感しました。

 

とは言っても、化石採集の体験は、デジタルではできません!

 

ちょうど転石が落ちていたので、

交替でハンマーを使って、化石を掘り出しました。

楽しそうな子どもたちはもちろん、

先生がおっしゃった

「いくらビデオを見ても、こうはいかない!」

という言葉が印象的でした。

 

午後の館内もにぎやかでした。

博物館について学ぶ女子大生のグループの見学です。

 

 

興味津々で毛皮などに触れ、

職員の説明をうけて歓声があがていました。

まずは楽しんで、そして感動・感心して、

そこから学びにつながっていくことでしょう。

 

今日は、柴犬館長が常々おっしゃっている、

本物を見る、体験することの大切さを

子どもたちや学生さんたちの姿から実感しました。

 

暖かな11月は、本格的に冬になる前の、

エネルギーチャージの月ですね。

(職員の心にも^^)

 

チョウも飛んでいました。

こちらも冬眠前のエネルギーチャージ・・・