戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

雪と花

昨日は夜まで雪が降ったりやんだりしていましたが、

それほどの積雪にはなりませんでした。

朝は日が差して、道路の雪はほとんどありません。

 

博物館の駐車スペースの裏の斜面のフクジュソウ

 

 

 

雪に覆われてしまいましたが、

西向きの場所ですので、

これから日が当たれば咲いていきそう・・・

 

観察を開始することにしました。

 

3時間ほどたって、昼前にはだいぶ雪がとけてきています。

 

 

 

花が雪の上に顔を出しました。

早くもほころび始めてきた花も・・・^^

 

昼過ぎになると

 

ほとんどの花が開きだして、黄色が目立ってきました。

 

 

きれいな黄色が目に染みます!

 

しかし、厚い雲の塊りが続けてやってくるので、

なかなか、思ったほど開ききりません。

 

 

3時頃、雪がとけるのと同時に開いてきました。

 

日差しを受けて輝いています!

 

観察していると、雪の中ではしっかり閉じて、

花を寒さから守っていることがよくわかります。

そして、日をあびて雪がとけると素早く反応して開きます。

少しの間も惜しまず受粉のチャンスをうかがっているのでしょう。

 

そんな姿が、春を待つ人の目も楽しませてくれる。

そう思うと、本当にありがたい存在です。

 

今日はジョウビタキ♀も元気に鳴いていました。

こちらは冬鳥。

もっと暖かくなると北へ旅立っていきます。