戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

3月3日 今日もいろいろな出会い…

朝から戸隠は晴れました…

 

久しぶりのこと、その分放射冷却もあって、最低気温は-7℃

 

寒い分、戸隠山がよく見えます…午前6時30分ごろ…

 

 

撮影していたら、キツネを見つけました…

 

チャンス…

 

 

一目散に逃げるキツネを撮影… 後ろ姿だけですが…

 

🐕「よくまあ、こんな画像を人様に… 未熟者…」

 

先日から気になっていた、看板の撮影にも向いました…

 

国道406号線の改良工事の完成予想図…

 

🐕「へぇ、こんな形になるんだ…」

 

橋の位置が予想と違いました… 

国道をもっと直線的に結ぶかと、思っていました…

 

今日も企画展の準備です。

 

戸隠を支えた産業の道具に出会いました…

 

 

ある道具箱の裏書、皇紀2591年 昭和6年(1931)につくられたもの…

 

 

こちらは昭和18年(1943)製造とあります

80年前の、ある道具の裏書 

 

昔の人は、モノを大切にしたので、こんな形で墨書が残っています。

 

すごいことです。

大量生産、大量消費の中で育ったわれわれには、想像もつきません。

 

今でも使おうとおもえば、使える道具です…

 

 

国道406号線の古い写真 

 

裾花ダムが完成する前、上にある橋は、裾花大橋です

 

下の橋は、木造の明藤橋… この橋をバスが通っていたそうです…

 

貴重な職員の証言です。

 

博物館の北側、今井から長野の権堂まで

当時のバスは1時間30分ほどかかったとの話…

 

ダムの工事の前に、今の裾花大橋やトンネルができたそうです…

 

いやいや、今日もいろんなものに出会えました。

 

東信のある市のご家族は、

ここに来る道で、小学生が初めて車に酔ってしまったそうです。

「でも、その子が一番、この博物館を気に入った」とのこと

 

隣県のG県、T県からの来館者、

「いや~、ここはめちゃくちゃ面白い、また来る」

と言って帰られました。

 

お客さんとの会話の中で、ホンモノの確かさを確認できました…

 

今日も一日に感謝します。ありがとう!