戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

まだまだだったり、もう少しだったり

3月としては記録的、と紹介された降雪の後、

奥社の社叢林の巨木調査へ行ってきました^^;

 

スノーシューを履いていても足は沈み、歩行は困難

時折、強風が吹き付け、樹上の雪が容赦なく

舞い落ちてきます。

 

 

随神門前の狛犬も(文字通り)雪をかぶっていました。

盛りのよいモヒカンヘアのようで、かっこいい^^??

 

ちなみにひと月前、2月半ばに比べると

台がだいぶ隠れましたので、30センチ以上増えているようです。

 

こんな雪の中でも参拝者はやってくるので、

昼ごろには踏み固められた道ができていました。

しかし、そこを一歩外れると、

ひざ近くまで埋もれますのでご用心下さい。

 

 

雪をかきわけ、10年前に幹に打ったナンバーテープを探し、

メジャーをまわして計測していきます。

 

巨樹と定義される、幹回り3メートル以上の木が

数百本の単位で普通に生えている社叢林。

国内屈指の巨樹密度です。

木に対する感覚がおかしくなりそうです。

 

途中、雪の中に貴重品が落ちて行方不明になる

アクシデントもありましたが、

前回とあわせて150本以上完了!

しかしそれでも、全体の約3分の1・・・

まだまだ調査は続きます・・・^^;

 

今日は暖かい陽ざしもありました。

ウメの花はどうなったかと、午後に見に行くと

 

最初に咲いた花がすでに雪のためか傷んでいました。

 

開花数にカウントしていいものかわかりませんが、

これを入れても残念ながら4輪。

 

 

開花宣言は明日以降にお預けです。