戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

戸隠の巨木調査に参加しました

今日は、戸隠奥社の杜に行ってきました。

 

杉並木が有名ですが、それ以外にも巨木があります。

 

ここは、徳川家康公が木の伐採を禁じた場所…

 

杜の中はいろいろ発見があります…

 

 

幹回り3m以上ある木を見つけて、樹種や位置を落とします。

 

スギ、トチノキ、ハルニレ、ブナなどの巨木を探します。

 

こちらはブナ、ちょっと筋肉モリモリ、といった感じです…

 

10年前からいろいろと調査している一環です。

 

みなさん、きちんと成長していることが確認できます。

 

 

そこかしこに、クマさんの爪痕もありました…

 

そこはツキノワグマの生息地、

 

イノシシやカモシカのフンも確認できました…

 

 

人の爪痕も… 残っています。

 

昭和35年のもの、私の生まれる前のこと…

 

こんな奥まで、人が入っていて、記念に彫っていったもの…

 

ある境界を示しています…

 

 

今日、一番印象に残ったのは、このトチノキ

 

曲がりくねっています…

 

何があったのか、気になってしょうがありません…

 

ある程度成長したところで、曲がってしまったのか

 

若いうちから、ひねくれて、そのまま成長したのか、

 

どうなんでしょう…

 

 

🐕「ワシにも面白いものを見せよ… でないと、ひねくれちゃうぞ…」

 

柴犬館長、そこはペットの立ち入りは禁じられています…

 

これも、徳川家康公が決めた掟…

 

🐕「なに、あのタヌキオヤジの掟だと… 柴犬の方が由緒正しいのに…」

 

🐕「残念無念じゃ…」

 

今日もおあとがよろしいようで…