戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

初夏は植物…

昨日は、長野市街地は真夏日です…

 

きょうは、午後から雨模様…

 

このごろ、カラカラのお天気だったので、

 

雨が降ると、カエルたちも元気になります…

 

初夏を迎え、植物たちも元気です…

 

 

クレマチスの花も開花…

 

 

アカマツの雄花も開花… 黄色い花粉が大量に…

 

 

カキの様子… 花芽も大きくなってきました…

 

花が咲くのが楽しみです…

 

 

青麻も、大きくなってきました… 今年はこれから糸をとる計画があります…

 

草木染めもやってみたい、とのこと…

 

 

職員が整理していたタネ、オオウバユリのタネを撮影…

 

風で遠くまで飛んでいくためのもの…

 

 

こちらはモクレン

 

昨年のもの… 実の乾燥したものでしょう…

 

中生代白亜紀の化石としても発見されているモクレン

 

古いタイプの花のようです…

 

閑話休題

 

昨日、石の鑑定依頼がありました…

 

 

河原で拾ったそうです…

 

これは何?ということでした…

 

植物の化石です…

 

珪化木ですね…

 

 

拡大してみると、黒く炭化した部分と珪化した部分がみえます。

 

長い間、地層中に閉じ込められ、

年輪がケイ酸分に置換されたのでしょう…

 

その河原からは、時々見つかります…

 

おそらくは中新世の後半、1000万年前から600万年まえのものかと…

 

地球の過去、長野県の過去を語るもの…です…

 

そんなお話をさせていただくと、うれしそうに帰っていかれました…

 

 

🐕「せっかくの出会い、大切にしてくださいね…」

 

今日もおあとがよろしいようで…