戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

偶然か必然か・・・!

今日は草木染の会が行われました。

今回、特に注目の材料はこちら

 

 

カラムシ(ちょま、苧麻)です。

麻のように茎から繊維をとり、布を織ることができます。

鬼無里で今年、織りものに挑戦するという話もあり、

この草木染の会でも、染料としての可能性を試してみました。

 

結果は・・・

 

きれいな黄色が出ました!

(オレンジ色はモミジの落葉に銅媒染、

 濃い青はヨモギの生葉に鉄媒染)

特に、兄弟3人のうち、一番下の年中さんが、

かなりはりきっていたそうで、

写真を撮りに行くと、自信作を並べて見せてくれました^^

 

 

濃淡や、がらの出し方はそれぞれオリジナルです。

 

ちなみに、上の写真の中央の、縦長ストライプの手ぬぐいは

お父さんが昨年のモミジの落葉の煮出し汁(鉄媒染)で染めました。

模様は意図せずして生まれたものだそうですが、

竹林のようで、さわやかな雰囲気が今の時期にぴったり!

(某職員は個人的には竹はうんざりですが・・・^^;)

 

また、今回はヨモギの生葉も活躍していまして、

 

こちらの淡い緑色のストールは

売っていたら即買いしてしまいたくなる作品でした^^!

(写真よりも100倍きれいです!!)

 

今回も、個性あふれる作品が生み出されました。

一期一会の色・がらとの出会い、

それが草木染の魅力の1つですね^^