戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

季節の進行は着々です

この4日ほど長野を離れていましたが、

帰ってくると着実に季節は進んでいまして、、、

 

 

毎年楽しみにしている館のご近所のバラは咲きそろっていました。

晴れ間に目にも眩しく、甘く爽やかな香りが心地よかったです。

 

軒先を借りているツバメ夫婦のうち、

諸事情があって新居の場所がなかなか決められなかったペアは、

ようやく落ち着いたようで、

巣作りの合間に、ベランダの手すりで休憩をしていました。

 

一昨年から牧野博士との関連で、話題にさせてもらったヒメアジサイですが、

戸隠内で調査をしたときにいただいた枝は挿し木から無事に成長し、

つぼみができていました。

 

 

また、去年の秋に須坂のかたからいただいた枝は

時期が遅かったので心配したのですが、

この春、無事に芽吹いてくれました!

 

 

失敗したものもありますが、ちょっと嬉しいです^^

 

さてさて、

数日、留守にしていたのは、以前ご報告した実家での

竹の開花の後始末をするためです・・・

 

花盛り - 戸隠地質化石博物館の日記 (hatenadiary.jp)

 

先月よりも全体に枯れて、茶色くなってきていました。

 

 

特に倒れると、お隣の建物にかかってしまうものを、

どうにか倒れる方向をコントロールしながら伐採しました。

支えながら切ったり、倒したりで、けっこうな重労働・・・(+_+)

今日もあちこちが痛いです・・・

それでも、なんとか見通しがたってよかったです。

 

面白いのは、花が咲いてもほとんど実っていなかったことです。

他の地域での開花報告でもそうなので、

淡竹(ハチク)はそういうものなのかもしれません。

(それとも近くに別個体が咲いていなくて、

 受粉がうまくいかなかっただけなのか??)

 

全体が枯れているように見えますが、

地面からは筍もいくらかはえていました。

種を作って更新するのではなく、

結局は栄養繁殖をするのでしょうか??

 

まだまだ謎は残ります。

せっかくの120年ぶりの機会ですので、しっかり見届けようと思います。

 

 

おまけ

帰り道、長野県内のサービスエリアの一角に

群馬との県境、峠で有名な某駅弁の歴代包装紙が展示されていました。

 

 

時代を象徴する漫画(アニメ)キャラがプリントされています。

このころは、実家のテレビでみていたな~~~

と懐かしく思い出されました^^