戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

今期最後でした

今日は植物観察会で、松代の町中を散策しました。

松代城の駐車場を出発点にまずは松代城跡へ

 

途中の畑のそばにはセンダングサが見られました。

外来種が多い中で、存在感がありました。

 

城内の公園の大きな枝垂れ柳の木は、枝がきれいに切りそろえられていて、

まるでおかっぱ頭のよう・・・

N〇Kの人気5才児「ち〇ちゃんの木」と早速命名されました^^

 

江戸時代の藩校、文武学校の入り口では、イベントの真っ最中で

着物を着た女性や鎧を着た武者姿のかたが何人も・・・

 

 

鎧姿の男性のかたの肩に、

「真田〇〇」

といった名札がそれぞれについていて、ちょっと笑えました^^

 

佐久間象山先生を祀る象山神社の敷地を通ると、

時期がら、七五三詣でのご家族連れを見かけました。

モミジは、うっすらと紅葉し始めでした。

 

武家屋敷の通りには、家々の庭園をつなぐ泉水路が整備されていて、

江戸時代の雰囲気を残しています。

 

 

しかし観察会のメンバーは

 魚が泳いだ! サワガニがいる! ザリガニも!

などと、どうしても生き物よりです。

今日は特に年中さんの元気な男の子も参加していたので、

夢中で探してしまいました^^;

 

武家屋敷の敷地の水路には、

淡水シジミ(マシジミ)の殻が水底にたくさん落ちていて、

ちょっと砂を掘ると、生きたシジミもざっくざく。

 

(↑ひとつかみでこんなに採れました^^)

城下町の町歩きでシジミ採りができるとは、全くの想定外><!

観察会ならではの松代の楽しみ方でしょうか・・・?

 

水路に生育する水草、ヤナギモやエビモも観察しました。

 

池や水路の一部には、鯉が飼われていて、

激しく餌を要求されます^^;

 

庭に植えられている赤いサンシュユの実。

昔はこの実を鯉料理の臭み取りに使ったそうで、よく植えられていたとか。

今の鯉たちは、食べられる心配がなくて、

無邪気に?餌をねだるだけでよかったね、とついつい思ってしまいます。

 

色々と盛りだくさんで、よく歩いた観察会は、これで今期最後です。

おかげさまで無事に終えることができて、

参加された皆さんには感謝しかありませんm(__)m

来年度も、どうぞよろしくお願いいたします。