戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

飼育関係

色変わりの

今日、戸隠小学校の6年生の子が家の近くで変わったオタマジャクシを見つけた、という連絡が入りました。 実物を見せてもらうとそれはアマガエルのオタマジャクシのようですが、全身白っぽい色です。しかも瞳の血管の赤い色がすけて見えていることから、「ア…

うまれました!2

先日、夏の企画展「水辺のいきもの」で展示するため モリアオガエルの泡状卵塊をとってきました。 それが、今日ふ化しました。 (写真中央下の穴からおっこちていきます) (卵塊の黄色い丸は孵化しなかった卵) (おたまじゃくし 2cmほどの大きさ) 気づ…

うまれました!

メダカが一昨日、ふ化しました。 とりあげた卵は10個ほどでしたが、 ふ化したのは2匹。。。 ちょっと少ないですね。 観察していると、 ユスリカの幼虫が卵にくっついていることがあったので その影響があったかもしれません。 タマゴが徐々に減っていきま…

お蚕さん成長記

今月16日からお蚕さんを飼い始めました。白いイモムシが全部で11匹、頭をつきあわせて毎日クワの葉をむしゃむしゃ(←本当に葉をかむ音がします)食べています。 その食欲たるや毎日朝・夕の餌やりが追いつかないほどで、あっという間に葉はぼろぼろ。お蚕さ…

小さな命

館では様々な生き物を飼育しています。 特に淡水にすむ魚は多く、17種類がいます。 (夏の企画展「水辺の生き物」に向けて もっと増やしていきます!)最近少なくなってきた野生のメダカも飼育しています。 そのメダカが6月11日に卵を産みました。 卵を小さ…

フジの芽生え

3月に博物館でヤマドリを解剖したのですが、そのお腹の中から植物のタネが幾種類も出てきました。何の種類か調べるためにも、それらのタネを播いてみたのですが、1種類の芽生えがこのごろようやく出てきました。 フジです。フジの芽生えには双葉はなく、最…

これはなんでしょう?

5月15日と今日(27日)に撮影した写真です。だいぶ成長しているのがわかると思います。さぁ、なんの子供でしょうか? ヒントは今日の写真では、鰓(エラ)がだいぶ大きくなってきています。そして、大人になるとエラがなくなり、陸上で暮らす生き物です。普…

おしゃれなカエル

ニホンアマガエルは、周りの環境に合わせて色が変えられます。 こいつは境目にでもいたのでしょうか。 こんなにきれいに色を変えられるとは見事なものですね。でも、いつも周りと同じ色をしているわけではないそうです。 実はグレーの色のときが一番落ち着い…

サカマキガイ

館では、淡水にすむ生き物を中心に飼育展示もしています。 その中には巻貝の仲間もいます。 先日、そのうちのある種の交尾?の様子が見られました。 サカマキガイという外国からやってきた、いわゆる外来生物です。 ゼリー状の卵のうに複数の卵が見えます。 …

大量の・・・

こんな大量のカブトムシの幼虫は見たことありません。その数、なんと280匹以上!館の近くにお住まいのおじさんが、田んぼに撒くために作っていた堆肥の中にいました。当館の自然観察会で使う目的で譲っていただきました。 カブトムシの幼虫はすごい大食漢で…

カエルのお目覚め

今日は啓蟄(けいちつ)、春の気配にさそわれたカエルが地面から顔を出す日だそうです。館の水槽をのぞくと、暦通りカエルが顔を出していました! 無事に冬越しができたようです。よかった! それにしてもこの冬の暖かさは格別です。例年ですと戸隠には根雪…