去年の秋から博物館の講座「植物と暮らし」が毎月行われています。この講座では随筆家宇都宮貞子さんの著書「草木ノート」を教科書に、植物と密接に関わってきた戦後ぐらいまでの人々の暮らしぶりを勉強しています。先月からは実際に地元のお年寄りのかたに当時の生活ぶりをたずねていますが、今回は戸隠に暮らすお年寄り5人をお招きして、貴重なお話しを聞くことができました。
ワラビがたくさん採れた山の様子や夜ごとソバを打つ音が響いていたこと、小学生のころから家の手伝いを毎日していたこと、着るものや履き物も十分になかった戦中・戦後の苦しい時代のこと、人口が今よりも多くにぎやかだった学校時代、さらにマムシを押さえつけて立ち往生した笑い話など、次から次へと興味深いお話しが出てきて、時間たつのを忘れるほどでした。
地元の方々には、お忙しい中足を運んでいただいて、本当にありがとうございました。
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