戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

地質の日の行事

5月9日(土)に裾花川に沿って地層と地形の観察会を計画しています。長野の大地の生い立ちについて、実際の地形・地層を見ながら“おもしろ・楽しく”知ってもらえたらと考えています。今日はその下見に行ってきました。温かで、天気も良く、外を歩くには最高の一日でした。今から24年前に大きな地滑りを起こした地附山公園では、断層地形や扇状地など長野盆地周辺の地形を一望することができました。
 ちなみに5月10日は、明治9年に日本で初めて広い範囲の地質図が発表された日で、「地質の日」とされています。今回の観察会は、この「地質の日」に関連した行事です。

向い側の山の縁には扇状地、こちら側(公園側)の平地と山の間には断層地形がみられます。