戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

勘違いのフウセンカズラ

9月5日にも紹介したフウセンカズラですが、その後もどんどん実をつけ、たくさんのタネを収穫することができました。秋風に吹かれて葉も落ち、この頃は見た目にも株が弱ってきていることがわかるほどですが、なんと同じプランターから10日ほど前にまたフウセンカズラが芽生えてしまいました。

一度冷たい雨が降ってから暖かい日が何日かあったので、春と勘違いしてしまったようです。おかげで一つのプランターの中に、つるが2mほどになって実をたくさんつけているものから芽生えたばかりのものまで、並んでしまいました。じつは今回芽生えたもの以外にも、8月になってから芽生えてしまい、実をかろうじて1つだけつけたものもあります。

どうにか子孫を残そうというけなげさが伝わってきます。
今回芽生えてしまった勘違いのフウセンカズラは、室内で育ててみようかと思います。何となく放っておけない気持ちにさせます。