戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

ヘビ

飯縄で見つけたアオダイショウの死体を
解剖しに某解剖団員一家がきました。

私がヘビの絵を描くと
これまではこんな感じでした。

(下手なのは気にしないでください)
何が言いたいかというと
ヘビの舌がノドの方から出てくるイメージでした。


でも持ち込みの解剖を見ていて
その過ちに気付きました。

(少々気持ち悪いかもしれませんが)
下顎の先に舌があります。

その舌は5〜6cmあり、
気管の前に添うようについていました。


その舌はびよーんっと出てきます。


考えてみれば納得の構造です。


ちなみに


舌の根元の方には
舌に沿うように
骨らしきものがあり、
先端でV字にあわさっていました。
これが舌骨かな?


解剖するといろんなことがわかりますね。
今回もたくさん教えられました。