「トゥルルルル、トゥルルルル…」
昼休みの博物館事務室の電話がけたたましく鳴る!
「これから、ドクターヘリがそちらに向かいます」
「えっ?」
職員の間に広がる緊張感…。
急病人の搬送のために、館の旧校庭に緊急着陸とのこと。
6年前にも同じような緊急着陸があり、
猛烈な風で、旧館の窓ガラスが割れそうな衝撃を受けたことを
思い出さずにはいられなかった。
数分後、「バババババババ…」
爆音とともに旋回しながら降下してくるドクターヘリ。
昨日、ヘリコプターの操縦士と話をしたばかり、
これは何かの暗示だろうか?
脳裏には、「ワルキューレの騎行」が流れ、
「映画 地●の黙●録」のシーンが思い浮かぶ…
無事着陸、ヘリの性能が良くなったためか、
2度目の体験だからなのか、思ったほどの衝撃はない。
クランケを搬送するため、ヘリまでの雪かきを行う。
博物館・公民館・JAの職員、地域住民も
スコップや除雪機をもってきて手伝う。
地域の絆を感じる一瞬であった…
今日はハードボイルド調にまとめてみました。
いかがでしたか?
早く、お元気になられることを祈っています。