戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

実るほど

頭を垂れる 稲穂かな

戸隠の田んぼでは、こんな光景を見かけるようになりました。
トンボは赤トンボの仲間、ミヤマアカネです。


そして、本題。
近所のかたからいただいたスイカを、試みにいつもとは向きを変えて、まず横に切ってみました。

そうしたら、普段食べる赤い部分に、渦巻き模様があることを発見!
良く見れば、スイカの中身が切り分けられたピザのように8つの部屋で仕切られていて、中心から伸びる筋が各部屋で渦巻きをつくっているようです。

食べ進んでいくと、渦巻きのところが自然と離れました。
種もその渦巻きに接するようについています。


これらのことから想像すると…
イカの実は、茎から送られてきた栄養が、中心からのすじを通り、8つの部屋で渦巻き状に成長することで、実が太っていく、ということ…… かな???


特にこのスイカは地モノで、成長の痕跡がくっきり出たのかもしれませんが、
またスイカを食べる機会があったら色々に切って、さらに検証したいと思います。
皆さんもスイカの成長について何かご存知の事があったら、教えて下さいね。



実るほど…
渦をまくまく スイカかな(???)