戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

いまさらですが

今日も地層見学の子どもたちがきたり
大人の団体がきたりとにぎやかな一日でした。
(…団体しかこなかったとも言います)


そして
ただいまずいぶんとサボっていた作業を進めています。
そこでのいまさらながらの発見です^^;


こちらトラの尾椎(しっぽの骨)です。
左が正常なもの
右は2つの尾椎が変形して癒合したものです。

生前の彼女のしっぽがどうなっていたか…
記憶にないのでなんですが^^;


よく見ると

少しひねりが入っています。
びっくりですね。


どうしてこうなったのか
関係者にも確認中ですが


生まれつきでないなら
怪我をした際
2つの尾椎の破損面が曲がった状態で接触していて
そのまま修復が進行したため、こんなかたちで癒合した
ってことなのでしょうね。


しかし
怪我だったとしたら
その原因はなんだったのでしょうね?


他のトラにかまれた?(痴情のもつれ?)
ネズミにかまれた?(トムとジェ○ー的)
扉に挟んだ?(飼育員との愛憎劇のはて?)
しっぽが気になってぐるぐると追いかけたら、追いついてかんじゃったとか?(バターになりそうな話ですね^^;)


真偽はともかく
骨 一つで妄想が膨らみます^^


そんな妄想もできる勉強会が冬になると行われます。
(12月のからのことなので、まだ1か月ちょっと先の話けどね…)


その名も「骨の勉強会」
妄想好きな方は参加してみてはいかがでしょうか?
日程はHPで確認してね。