戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

奥深い・・・

週末の植物観察会では、奥裾花から予定を変更して、
秋の鬼無里の里めぐりをします。


鬼無里は伝説の里。
鬼女紅葉、木曽義仲天武天皇の遷都、一夜山の鬼、などなど、
古いお宮や地名には、数々の物語が伝わっています。


そうした場所を紅葉狩りをしながらまわろうという今回の企画。


今日の下見でも、なかなか面白いものを見つけました。



まずは木曽義仲ゆかりの文殊堂の近くの滝。
紅葉が進むともっときれいになりそう。


文殊堂の中に入ると、天井絵には一枚一枚、和歌が。

額も歌会にゆかりのものでしょうか?


感心しながら見ていると、その中に数学の図形のようなものを発見!

和算の問題を額や絵馬で奉納するのは聞いたことがありましたが、
天井絵になっているのは初めてみました。
これも奉納されたものなのでしょうか。
「最上流」という文句に気合を感じますね^^


国の重要文化財、白髯(しらひげ)神社の狛犬は、いつみてもかっこいいですし、

今日は、大望峠から、荒倉山系に流れ落ちる滝に初めて気が付きました。

台風の影響で水量が増え、滝が見えるようになったのでしょうか?


本番では、もっといろいろな発見があるかもしれません。
期待が膨らみます^^


当日の天気はまずまずのようです。
秋の鬼無里には、伝説と出会いが待っていますよ。
参加者募集中です!