戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

みずべってたのしい

本日は金曜日


そう 某高校の体験授業の日なのです


そして また 川 です^^;

例によって いろいろとれました



写っていないものもいますが
12種類の生き物が見つかりました。


川では上流に行くほど生き物の種類はすくなる傾向がありますが
そんな中でもそこそこ見つけられたと思います。


その一部をご紹介
まずは

ミウズムシです
プラナリアとして有名ですね
切っても元に戻るという
スーパーな再生力をもった生き物の一つです。



ヘビトンボの幼虫です。
孫太郎虫とも呼ばれる水中最強生物の一つです。
大きなアゴで獲物をとらえます><
幼虫期間が2〜3年と少し長いので
安定した環境がないと生きていけない種類でもあります。


そして



小さいくてわかりにくいですが
ガムシの仲間です。


(画質悪いですが)拡大してみたら

こんな感じです。
翅にドットの筋があるのがわかります。


おそらくマルガムシだと思います。
流水性のガムシの仲間で
好環境の川にすんでいるのだそうです。


こうした生き物たちのおかげで
戸隠を流れる某沢はとてもきれいな水が流れ
しかも環境も良好で安定していることがわかりました。


ちなみに
今回採取された生き物の一部はがんばって飼育する予定です。
なんでかって?


それは夏の企画展が 
「みつけてみよう水辺の生き物」
だからです。


いまからこつこつ見つけて 飼育していくのです^^;


なので
少しずつですが・・・
飼育にかける時間が日々増えていっています><きゃ〜