戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

樹液

昨日、昼の公共放送番組で紹介されたカエデの木からとるメープルシロップ
冬の間が採取時期で、けっこうおいしいらしい、と聞けば、
「観察会で実践できないか?」
となるのが、博物館職員のさがです^^


早速、敷地内のカエデの木で試してみました。


穴をあけると、すぐに樹液がしたたり落ちてきて・・・


4時間弱で、150mlほどにもなりました。



しかし、紹介されていた「ほのかな甘さ」というのが
今一つ、あるようなないような・・・^^;
(煮詰めるのは休館日明けの明後日に試してみます)



糖度はカエデの種類にもよるそうなので、
番組でお薦めのイタヤカエデを探しに、
当日の観察会の会場となる森へ早速行ってきました。


新雪で歩くのに苦労しましたが、執念が通じて、お目当ての木も発見。
1シーズンに1回しか採取はできないそうなので、本番までのお楽しみに^^


お天気がよくて、雪の飯綱山も青空に映えていました。
本番もこんな気持ちのいいお天気になることを願います。