戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

1年を経て

昨年の春、博物館ではトガクソウ(トガクシショウマ)をメインにした
企画展を実施しました。
その中で、トガクシソウやその近縁種を鉢に植えて展示をしていました。
やっぱり花を実際に見てもらいたかったので。


あれから約1年。


鉢のまま土に埋めて、冬越しさせた近縁種、ハッカクレン(八角蓮)は、

早くから芽を出し、しかも2株に増えていました!
このごろ、つぼみもしっかりつけているのも確認できます。

やった! こんな奇跡がおこるとは!
驚きです。


本家トガクシソウのほうも、そろそろ芽が出てきてもいいはず、
と思って地植えに戻したところへ様子を見に行くと

芽は伸びましたが、、、
花がない!!

もともと栽培が難しいのは確かですが、
去年の無理がたたったのでしょうか・・・
ショックです;;



ちなみに、一昨年の年末にボランティアさんにいただいたサクラの盆栽は、
横に伸びた枝もあれば、枯れた枝もあり(根元に残してあります・・・)で、
枝ぶりは不格好になってしまいましたが、
去年から一定量を保っているようです。
(少雪を予報したカマキリの卵もそのままです・・・^^;)


こちらももうすぐ花が咲きそう。


育てるって難しい・・・
でも咲いてくれるとうれしいので、枯らさないように頑張って育てよう^^;