戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

大峰面と里の秋

本日は、小春日和という言葉にふさわしい陽気でした。

抜けるような青空で、朝は冷え込みましたが、

日中は、暖かな日差しが降り注ぎ、行楽日和となりました。



閑話休題

先月、休みを利用して池田町の大峰高原へ出かけました。

そこの名物「七色の大カエデ」を見にいきました。

立派なカエデで、びっくりなのですが、

月曜日なのにもかかわらず、大勢の観光客が来訪中…。

うちの館もこうありたいものだ…とちょっと複雑な気持ち…




その大カエデから、ちょっと視点を変えると戸隠連峰がよく見えます。

それもそのはず、ここは「大峰面」の模式地…


ここから、かつて平坦だった地形面が戸隠や新潟県に続いているのです…

ですから、戸隠連峰が見えるのは当然といえば当然なのですが、

実際に見てみると感激!

この地形面の上を、犀川が流れていたのだなんてフシギです。




そして、今日の飯縄山の風景。この火山も大峰面の上にできたもの…




里の紅葉も真っ盛り!

館の玄関でお出迎えしているカエデも見事に色づいています。