戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

集中豪雨…

山の日の昨晩、戸隠・鬼無里地域は、集中豪雨に襲われました。

近所に設置された雨量計では、約3時間で120㎜を超える雨量が計測されました。

さらし場にしているプールの水位も10cm以上も増えていました。

夜には避難勧告も出され、避難された方もいるようです。



博物館の周囲も、豪雨災害の爪痕をみることができました。

楠川や裾花川沿いでは氾濫もおきたようです。

水位が3m近く上がったようです。


また、河川の浸食により、道路の下の土砂も持っていかれていました。



当館は防災を語る博物館でもあるので、地域の災害時には、出動します。

土砂災害の状況を少しづつ観察しています。

長年、戸隠の地質を見続けていると、弱いところがやられています。


こうした原因は、やはり地質です。

その地域の地質を知ることは、減災につながります。

ぜひ、身の回りの地質に目を向けて、考えてみましょう。



博物館のすぐ近くでも、沢から水があふれ、こんな状況になっていました。


しかし、博物館には無事に来ることができるので、安心してください。