戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

わかってはいるけれど

骨格標本の作製の際

お肉がついていると

動物たちが悪さをするものですが


お肉もついていない骨の場合

大体の場合は 悪さされないものです


しかし それも100%ではありません


そのことを思い知ったのが今年の春

いろいろ骨にする秘密の部屋から

骨だけになった者たちをだしてきて

水を入れ替え 放置していました



ある日敷地内に骨が点々としているのを見つけました^^;

ラッキー!っとひろっていたら

あちらこちらに たくさん落ちている

しかも1種類じゃない

????

ひろってみたらこんなに


わかりやすい骨を並べてみると

ダヌキ ネコ タヌキ



そうなのです ラッキーではなくアンラッキーでした

勝手に骨になってくれたわけではなく

作ったものを散らかされていただけでした


中にはかじられているものもあり

その1つには

生前折った骨が治った様子のよくわかる脛の骨たちも犠牲に


しかも すべてはひろいきれなかったので

完品だったものが不完全品に(;;)



実は

今も 手が回らずに 放置されているものが

たくさんありますが・・・

とにかく

かじられないことを祈るのみです