戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

大いなる新人

戸隠では、午後から大粒の雪が降り始めました。

戸隠スキー場も、一部オープンという有線放送も流れました。

連休前に雪が降って一安心、というところ…

 

そんな中、一人の(一匹というべきか)新人が登場です。

 

その衝撃的な登場に、みんな心をがっちりとつかまれてしまいました。

 

f:id:Naturalhistory:20181219124418j:plain

 

彼の名は、つちのこ つかまえた!! という土産品

 

幻のヘビ?「つちのこ」をモチーフにしたソフビの玩具です。

 

白いネットに包まれた異様なフォルム…

 

そして、驚くべきは、その特徴です。

 

タグには彼の特徴が記されていました…

「にぎると長い舌を出して鳴くよ!」とあります。

 

f:id:Naturalhistory:20181219124632j:plain

なんと、彼は発声器官を持ち、ふくらんだ胴体を押すと、

「へにゃ~」とか「ふにゃー」「にゃー」と鳴くのです。

(この音声は体験者の感想です、個人差が大です)

 

驚いたことに彼の体長とほぼ同じ長さの舌をだして、

我々を威嚇するのです。

 

f:id:Naturalhistory:20181219124642j:plain

すごい! これを考え、商品化するなんて、

さすがニッポン!  ニッポン、チャ、チャ、チャ…てなもんです。

 

不思議の国 ニッポンの進化はとどまるところをしらないようです。

博物学者としては、これは大発見!

 

この鳴き声といい、舌を伸ばすしぐさといい、絶品です。

ほら貝より面白いこと、請け合いです。

 

このブログを読んで、実物が見たくなったアナタ…

受付で声をかけてください。

この大いなる新人くんが、その姿で癒しの世界に案内してくれますよ。