今日は地元の高校生と調査にでかけました。
去年からの延長戦、
火之御子社の杉並木をもとめて、切り株調査です。
去年は全体の3分の1ほどが終了しましたが、
69本を記録することができました。
全体では、奥社の杉並木まではいかないものの、
150本ぐらいはあったのでは、と思います。
(調査を終えた帰り道。ここが杉並木の参道だった!)
頼もしい高校生の皆さん。
次回もよろしくお願いします^^
さて、その高校生たちが通う校舎は、
12年前まで戸隠小学校の宝光社分校だったものです。
玄関近くに小学校当時に建てられた石碑があります。
影ができてしまって見難いのですが、
川端康成の文学碑です。
昭和11〜12年に、信州に足を運び取材をした川端康成は、
小説「牧歌」の中で戸隠を舞台にした一節を描きます。
その中で特に印象的なのは戸隠の子どもたちのようすです。
戸隠には、古都のやうに美しい子供がいる
その典雅清麗の面差の子は
礼儀正しく、山は厳しく、水清く、
少女の髪は黒く、少年の唇は赤く、
・・・・・・・
ノーベル文学賞を受賞された文豪に、
こんなに美しく表現していただけるとは、
戸隠の子どもたちは幸せものです。
川端康成ももしかしたら歩いたかもしれない幻の杉並木
復活に向けて頑張りたいと思います。