戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

粘ります

雨のはざまをぬって、無事地層見学が行われました。
クラス担任の先生が、晴れ女だったらしいです。
よかったよかった^^


梅雨時、森ではこんな花が咲いています。


クリンソウ


「花の百名山」で、戸隠山の花とされている植物です。
日本の野生植物らしからぬ色合い。
森の中でひときわ目立ちます^^



同じような色合いで、
この頃道端でもよく見られるようになった花。


ムシトリナデシコ


こちらは、ヨーロッパ原産の帰化植物です。



これのどこらへんが「虫取り」とかと言いますと・・・

茎の色が濃い部分・・・


ここがべたべたするんです。


捕まっているハエもいました><



でも、ここで虫を捕まえることがいったい何の役にたつのでしょう?
食虫植物ではないので、溶かして栄養にするわけではないようです。


たぶん、地上を歩いていて花や実を食べようと茎を登ってくる
虫に対する防御なのでしょうが・・・


それはいったい誰?
アリ?


原産地に行けば、わかるのでしょうか?


この花の時期になると、
いつもべたべたのナゾに思いを巡らしてしまいます・・・