戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

水難? 水得?

一時期 朝の気温は10度以下になりましたが、猛暑が復活!

館の百葉箱も35度となりました!  



長野市街地は38度越え!とのことです。

お盆過ぎなのに、今季最高の気温になりました。

イヤー暑い、暑い!


そんななか、地元の方からの質問が入りました。

こんなものを、あるお宅の庭で発見したけど、何かなぁ?というもの

水晶じゃないか?とは本人の弁…


直径1センチほどの透明な球体…

さわってみると、ぷにゅぷにゅしています。

 【!】



おそらく、高分子吸水ポリマーですね。

除湿剤が水を吸って膨らんだのでしょう。



そんな話の後、一階廊下でカビ発生の報告!

また、あそこか…

何か原因があるのかなぁ???


原因究明のため、床下点検口を開け、チェックするも何もなし…

近くの配電盤を開けてみました。

きらり! 観察力の高い職員が気付きました!

電気用の配線の管の中が光ってる!

水面があるらしい?

えっ? 本当?

半信半疑で、灯油のポンプを突っ込み、動かすと水がでてくる出てくる…


100リットル以上もくみ出しても、まだまだです。

隣の管からもくみ出せます。

  【?…?…?…】


原因を考えるのはとりあえず止めました! 前向き思考です。

無料で使える水源を発見した!と素直に喜ぶことに…

くみ出した水は、猛暑に苦しむ館庭の植物に与えよう! 

恵みの水です!

やったー! これで水商売が可能になるかも… (^_-)-☆



これは、九頭竜様のお恵みなのだ、と考えることにしました。



  「水の供給源はどこなのか」という重要な問題を考えるのを思考停止して、

   問題解決を先送りしただけなのかもしれません…


  【誰か、助けて!】