戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

冬の戸隠は熱い!

昨日は「蔵開き」で、きょうは「蔵の片付け日」です。

 

貴重な資料が眠っていた、個人の土蔵の中の品々を見ました。

あまり、多くは語れませんが、

「戸隠」の過去を語る資料群です。

 

資料の中には、こんな墨書が眠っていました。

「延享甲子」って西暦1744年ですよ。

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1924年 甲子の年にできた「阪神甲子園球場」より、180年も前です。

時の将軍は、暴れん坊将軍徳川吉宗です。

大岡越前守忠相がご活躍の時代…

 

さらに、こんなもの、あんなもの…

戸隠の未知の資料が芋づる式にでてくる、出てくる…

もうパラダイスです。

 

一緒に仕事をしている、文化●課のみなさんも、

作業を応援してくれるボランティアの皆さんも、

大興奮です。

 

だって、この碑の主の文書、

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この道についての文書、

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等、実物がホントにでてくるのですから、

戸隠好きには、たまらない会です。

 

集まった皆さんは、戸隠大好き人間ばかりですので、

その資料から読み取れる、いろいろな話で花が咲きます。

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(今日、某所3階からみた風景)

 

この、飯縄山麓を舞台に、千年以上も続く

人と自然の織りなすドラマの数ページを一気に実感できました。

 

今年の冬の戸隠、ホットなものになりそうです。

詳しくは、また小出しにしていきますね。