戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

2月3日 節分の戸隠

2月3日 節分の日

昨日の夕方、県道戸隠線を登ってきました。

 

途中、芋井地区から、市街地の夕景がきれいにみえたので、撮影を敢行!

夜が更けたら、もっとすごい夜景になりそうです。

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後ろの山は、四阿山。菅平高原や浅間山も見えます。

 

もともとは、あの市街地と芋井は同じ高さにあったなんて、

地質をやってきた身としても、信じられません。

この標高差は、大地の動きによってできたもの…

一言では語れない、物語があります。

 

 

朝も好天!

思わず見晴らしのよい場所まで行き、戸隠山を眺めます。

あの山並みが海の底だった、なんて、

これもまたすごいこと!

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戸隠連峰の南西部分の山並みは「西岳」と呼ばれますが、

山岳信仰の中では真●系の寺院があった場所だったので、

ふれてはいけない地域だったようです。

戸隠の寺院を描いた絵図には、ほとんど描かれていません。

 

この山を描かないようにしてしまう、人間もすごいです。

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今日は、鬼を追い払い、福を呼び込むために豆をまく日ですが、

身の回りにある不思議を、思い出してしまいました。

 

明日は立春

暦の上では春になります。

 

奥社の参道にある鳥居から朝日が昇る、という日でもあります。

せっかくなので、今日みたいに晴れれば見たいです。

が、天気予報では雨模様!残念!