戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

降っても降らなくても

昨日の夕方、ご近所のかたから一本の電話が・・・

 

ツチノコがいるかも・・・!」

 

それは一大事!!!

バケツをもって職員がかけつけると

そこで待っていたのは・・・

 

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こ れ は っっっ!!!

 

スズメガの幼虫ですね・・・

体長5cm弱のかわいいツチノコもどきでした^^

 

閑話休題

 

今日は久々に一日雨がふらず、

多くのお客様にご来館いただきました。

夕方、お客さんの動きが落ち着いてきたので、

来週末の観察会の下見に一の鳥居苑地へ!

 

博物館から400m標高があがった飯綱山の裾野は

濃い霧の中でした。

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飯綱原(いいづなっぱら)と呼ばれた草原が

かつて、山頂近くから広く続いていた場所。

その名残の、高山帯に咲く植物がところどころに咲いていました。

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イブキジャコウソウ

 

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コウリンカ

 

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シラタマノキ

 

濃い霧の中でこんな植物に出会うと、

高山帯に踏み込んだような気分になって、

ちょっとお得感あり!?

 

歩きやすい場所なので、本番は小雨決行です。

雨でもそれなりに楽しめそう、

とは言いつつ、

できれば降ってほしくないな、と身勝手に祈ります。