戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

初秋のたよりか

この頃、朝、冷え込むことがあったのですが、

気が付けば

サクラの仲間やケヤキの葉が色づき始めています。

f:id:Naturalhistory:20210911144213j:plain

 

早なりのクリの木も実を落とし始めていました。

これはもう秋と呼べるのではないでしょうか!?

 

f:id:Naturalhistory:20210911144531j:plain

花壇のキバナコスモスでは

一生懸命に蜜を吸うキアゲハの姿もありました。

 

チョウといえば、昨日ご近所さんの家の前のプランター

こんなチョウのサナギを見かけました。

f:id:Naturalhistory:20210910125020j:plain

突起が金色に光っています!

ちょっと我が目を疑いました^^;

 

ネットは便利ですね。

画像検索ですぐに種類が特定できました。

ツマグロヒョウモンというチョウのサナギです。

温暖化の指標になるチョウだそうで、

戸隠でもこの頃見られるようになりました。

幼虫の食草はスミレ類。

プランターに植えられていたかどうかは不明です。

そしてなぜ金色なのかも不明です・・・

 

変わったぶら下がりもの つながりで

f:id:Naturalhistory:20210909154940j:plain

森林植物園でみかけた こちらは・・・

オオトリノフンダマシというクモの仲間の卵のうです。

クモの姿が 鳥の糞 に似ているから

というすごい名前。擬態の一種でしょうか^^;

オオトリノフンダマシ (insects.jp)

どちらかというと、カマキリの頭のようにも見えます。

 

同じく植物園でぶら下がっていたもの

f:id:Naturalhistory:20210911164658j:plain

ツリフネソウの白花品。

赤い斑点がきれいです。

奥のくるりと巻いた距(蜜がはいっているところ)も赤!

この花に惚れこんで植物園に通ったかたの気持ちがわかりました^^

 

ちょうどマルハナバチが蜜を吸いにやってきました。

f:id:Naturalhistory:20210909162602j:plain

 

ちなみに普通のツリフネソウがこちらです。

f:id:Naturalhistory:20210909162905j:plain

 

最近、出不精になっていたのですが、

涼しくなってきたこの時期、外歩きを再開です^^

季節の変化と発見!の初秋の便りでした。