戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

運です。

秋は地層見学のシーズン。

今日もお隣の市から小学校の団体さんがやってきました。

 

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涼しくなったので、

マスクでの解説も だいぶしやすくなりました^^

積極的な子が多く、楽しい見学だったのですが、

最後の自由時間に、

そんな平穏を破る、大事件が発生><!

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ある女子が、卵サイズの大型メノウを拾ったのです!!

 

10年以上ここを歩いていて、正直、そのサイズを拾ったことないです・・・

メノウハンターの学芸員

 許せん! くれっ!!

とのこと。

冗談に聞こえない凄みがあったような・・・^^;

 

拾った当の本人は、

 これで運を一生分使っちゃったかな・・・

 どうしよう・・・

と、ちょっと当惑気味でした(+_+)

周りがちょっと騒ぎすぎたかもしれません。ごめんね。

でも本当にすごいんだよ!!

 

二匹目のドジョウを狙って沢沿いを歩いていたら、

メノウではなく、こんなものを見つけました^^

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卵よりは小さいサイズで、細かなしま模様がきれいです。

一瞬カキの化石かとも思ったのですが、

しっかりした石の質感がありました。

等高線つきの立体地形模型(丘付き)にも見えます^^

 

どうやら珪化木の一部が転がって丸くなったもののようです。

これはこれでいいものを拾いました。

ラッキー!^^

 

博物館に戻った学芸員も、幸運の印を見つけました。

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ハート型のキノコです^^!

これは確かにいいことがありそう!!

 

今日は幸運の神様の大盤振る舞いの一日でした(*^-^*)