戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

遠望

博物館の周辺では巣作りのツバメがにぎやかにしていますが、

旧館の壁ではムクドリが、絶賛子育て中で、

こちらも、エサを求めるひなの声がすごいです。

それにこたえる親は、

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カエルをとり、

 

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ヒナが待つ巣穴へ運んでいました。(↑後ろ姿)

 

その距離、わずか5m!!

 

なんて理想的な住宅事情なんでしょう^^

人気物件なはずです。

 

 

さて今日は、地元高校の授業支援で荒倉山の林道を登りました。

この時期は、木の葉が開く前で山の上からの展望がききます。

 

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西岳が正面に!!

 

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表山方面は、奥に妙高山までよく見えました。

双眼鏡で登山道を確認したり、幻の滝を探したり^^

 

白まるで囲ってある中で濃い緑色の列が、

奥社の参道の杉並木です。

 

この中を、今も100人ぐらいは歩いているはず!

クマがいてもなんら不思議ではない、

というより、クマがいる森の中を人が歩いている、

ということがよくわかりました。。。

 

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何か所か、方角を変えて見通しがきくポイントがあります。

 

高校の建物を確認したり、

同じ授業の中で以前に行ったニリンソウの林の場所をさがしたり、

 

海だった証拠、戸隠山の地層の模様をみたり、

飯綱山の山ろくをつかった人々の営みを考えてみたりと、

空からの視点で戸隠を楽しみました。

 

この授業は去年はほぼ雨だったので、

とにかく、お天気で何よりでした^^!