戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

12月 最初の日曜日…

昨日、12月3日 土曜日の戸隠山

 

お天気が良く、雪をかぶる戸隠山を観察するため、小学校の校庭へ…

 

 

こちらは、飯縄山です…

 

 

冷え切った朝、霜柱がたくさん立っています…

 

 

昨日、柴犬館長が松ぼっくり(北米産のストローブマツ)を集めるように、

との指示で、拾いました…

 

今日は、その閉じた松ぼっくりを乾燥させてみました…

 

 

実験開始時のもの…

 

 

🐕「どのようになるのか、ワシも楽しみじゃ…」

 

今日は日曜日、12月とはいえ、お客さまがちらほらと来館…

 

おひさまにあてたり、暖房器具の前にかざしたりしてみました…

 

5時間後の松ぼっくりは、こんな感じに開き始めています…

半分ぐらい開きました… 今後も観察を継続中…

 

 

さすがに五葉マツです… 種が大きいし、

2センチほどの翼のはえた翼果でした…

 

🐕「その実を食べることも可能じゃ…」

 

今回は、ご遠慮申し上げます…

 

🐕「なんだ、意気地のない奴め…」

 

松ぼっくりの乾燥が進むこの時期、

翼の生えたタネを飛ばして、

遠方に生息範囲を広げる生き残り戦略を見ました。

 

🐕「うまくできておる…」

 

恐竜時代からの生き残りでもあります…

 

🐕「われわれ哺乳類より先輩じゃ…学ばねばならんぞ、」

 

🐕「このしたたかな計算と戦略…」

 

考えてみるとすごいこと…

 

今日も学ぶことの多い一日でごじゃりまする…

 

おあとがよろしいようで…