戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

いろいろ見ました2!

昨日は、昨日で、下見に出かけました。

戸隠豊岡と火の御子社を結ぶ「立道」を今度歩くからです。

 

ここにはかつて奥社の杉並木に匹敵する杉並木がありました。

 

詳しくは「市史研究ながの29号」をご覧ください!

 

博物館職員を中心に、地元の方やY高校戸隠分校の皆さんの協力で

調査し、まとめました。

 

f:id:Naturalhistory:20210909141254j:plain

 

太平洋戦争中に、伐採されてしまったので、今は切り株しかありません。

 

なぜ、こうなってしまったのか?

 

そんな学習会を、戸隠の皆さんとする計画です。

 

今日で、実習が終了する実習生も参戦です!

f:id:Naturalhistory:20210909141330j:plain

 

世の中、モノが存在するには、みんなその理由があります。

 

そんなことを学んでいただきました!

 

 

最後に行き着いた、火の御子社には、

 

西行桜(代替わりはしています)もあります。

f:id:Naturalhistory:20210909143151j:plain

伝説なので、真偽のほどは定かではありません。

 

そんな断片を拾いあつめ、「戸隠」とは何だったのか、を考え

 

答えを出すが、博物館の仕事でもあります。

 

足元に、事実は眠っているのです。

 

今日で実習は終わりですが、そんなことを考え続けるのが

 

学芸員の本質です。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。