戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

色々なものが動き出す!

今日は気温があがりました。

3階で作業をしていたのですが、ストーブがいらないほどです。

ふと窓の外をみると、裏の家の畑に動くものが・・・

 

 

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サルでした><

小さな子どももいる群れです。

館の敷地にも入り込んでいました。

 

以前、当館内に侵入したのは、群れではありませんでした。

勢力圏が拡大していることを感じさせます。

 

一緒に作業をしていたボランティアさんが、

指笛で大きな音を鳴らしたら、

驚いて林の中に逃げ去ったのですが、

すぐに戻ってきてしまいました。

 

ご近所では、干し柿や干し大根を盗まれる被害も起きています。

人のエリアに入って来てほしくはないのですが、

うまくすみ分ける方法はないものか・・・"(-""-)"

 

一週間ほど前には、夕方、帰宅して車を降りると、

タヌキが出迎えてくれました。

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あれあれ・・・

カメラを向けていても、どんどん近づいてきます。

毛並みもよく、弱っているようには見えません。

 

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5メートル以内に寄ってから、ようやく隠れたそぶり・・・

結局逃げもしません。

何だか、こちらのほうが見られているようで、

落ち着かない気分になってしまいました^^;

 

色々なものが動き出す春!

 

**ここで学芸員からお知らせです。**

今日午後、この館に来たことがきっかけで、
地学が好きになり、S大学へ進学する!という
高校生が来館です。

やあ!うれしいなぁ、こんなニュースが聞けるなんて…

これも窓口で、お客様に声をかけたことで判明…

木造校舎の博物館の時から、
なるべくお客様に声をかけてきた成果かな?と思います。

明日は、いよいよ退職辞令の交付式です。

その前日に、よい知らせが聞けてよかった!


まったくの私事で恐縮ですが、
4月以降もこの博物館に勤めることとなりました。
少しでも、地質学や戸隠、信州の大地の生い立ちに興味を
もっていただけるよう、柴犬館長と精進したしますので、
今後ともよろしくお願い申し上げます。

  山奥の博物館で育てていただいた学芸員 より


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以前、フィールドをご案内させていただいた
ミョウバンの研究者から、
手作りのミョウバン結晶のオブジェが送られてきました。

このごろ、電話をかけてくださるかたが
何人もいらっしゃいます。
みなさま、お気遣いをいただき、
ありがとうございますm(__)m