戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

博物館実習始まりました

昨日より、博物館実習生を3名受け入れています。
学芸員の資格を取るための修行…

 

この戸隠での修行は厳しいものが…

 

昨日は、まず野外実習…

裾花川沿いの地層や自然を観察…

 

お盆になると咲く花です

 

🐶「この花の名前を調べるのじゃ…」

柴犬館長、盆花ともよばれますが、フシグロセンノウでございます…

 

その後、荒倉山に登り、戸隠山を見ました…

 

飯縄山の麓で人が生きる意味も考えました…

 

鬼女紅葉の岩屋も訪問…

穴の中に入ると、コウモリにも遭遇…

なかなかできない体験です…

 

 

午後は、展示解説の実習…

職員のお手本を参考にしながら、
手探りでお客様とのコミュニケーションをとっています。

 

 

博物館とは、モノを通じて人がともに学ぶ場…
そんな場でありたいと願っているので、

実習ではお客様とのコミュニケーションを図っています。

コロナ禍では、ちょっと難しかったことでもあります…

 

 

いろいろと本物を見て学び、
お客様の話を聞いて、自分の言葉をさがしてほしい…

 

それは学芸員というか、大人になるための第一歩…

 

今日は、午前中からツキノワグマの骨洗いを…
ここでの実習の最も厳しい修行の一つですが、臭いが…

初体験でしょうが、頑張っていました…

 

 

「昔さあ、実習で骨洗いさせられてなぁ…」
なんて自分のこどもに語れる思い出になれば、いいなぁと思います。

実習期間はそれぞれですが、一生の思い出になることを願っています。

 

🐕「へんな博物館じゃが、これが博物館の原点でもあるのじゃ…」

 

 

今日もおあとがよろしいようで…