戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

まんかい です^^

昨日の伏せ字ではありませんが、

サクラより一足お先に満開になった戸隠の花々をご紹介します。

 

先日のお休みはお天気がよく、うららかな日差しの中、

ご近所を巡りました^^

 

 

雑木林のキクザキイチゲ

スプリングエフェメラル(春の妖精)の1種です。

 

その仲間のアズマイチゲ

田んぼの畔で見つけました。この場所では初めて気が付きました。

 

畔の縁を黄色に彩っていたのは、イヌナズナ

ちょっと首をかしげたように咲くのが可愛らしいです。

 

同じく春の黄色、目に鮮やかな、ダンコウバイ。

これが咲くと一気に気分が上がります!!

 

田んぼのへりに小さなスミレが咲いていました。

スミレの仲間では早咲きのアオイスミレです。

葉っぱの形が葵のご紋??

 

水路沿いには湿り気がすきなショウジョウバカマも咲きだしていました。

 

他にもいろいろな花が見られて楽しい散歩だったのですが、

花以外では、

丸い粒々(胞子を出す蒴(さく))をつけたその名もタマゴケ!

思わず見入ってしまいます。

 

この陽気に誘われて出てきたのか、珍しく動物にも遭遇^^

 

道を横断したテンが、立ち上がってこちらの様子をうかがいだしました。

 

しばらく立ったまま、きょろきょろしていました。

もしかしたら、こちらがよく見えていなかったのかもしれません。

まるでプレーリードッグ

 

春らんまんを満喫のお散歩でした^^

足早にやってきた春。ゆっくり楽しめますように。

 

 

ちなみに、昨日、4月4日に開花宣言をした博物館のサクラですが、

記録をとり始めた2009年以降で過去最速です。

早かった一昨年の2021年が4月5日だったので、一日更新しました。

一番遅かったのは、20011年で4月27日なので、その差は3週間以上!

例年は、20日ごろが開花日、ゴールデンウィーク前半に花見、です。

いかに今年が早いか、ですね^^;